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大きすぎるPDFファイルのサイズを小さくする

文●編集部

ドキュメントスキャナを使いPDFファイルを作ってiPhoneやiPadで表示させようとしても、ファイルサイズが大きすぎるためにアプリが落ちてしまうことがある。あらかじめ、Mac上でPDFのサイズを小さくするにはどうするのがいいだろうか。

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PDFのファイルサイズを小さくするには、まず「プレビュー」でPDFファイルを開き、[ファイル]メニューから[別名で保存]を選ぶ。保存ダイアログが現れたら、ダイアログにある[Quartz フィルタ]プルダウンメニューから[Reduce File Size]を選んで保存すると、ファイルサイズが小さくなりiPhoneで開くことができるようになる。ちなみに24.4MBのファイルが3.5MBまで小さくなった。

しかしiPadでは、そのままPDFの画像ファイルを小さくしたものでは小さすぎて画像が荒れてしまう。そこで[Reduce File Size]のプロファイルを書き換えて、画像のサイズを変更してやろう。

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[アプリケーション]→[ユーティリティ]フォルダの中にある「ColorSyncユーティリティ」というアプリケーションを開くと[フィルタ]タブの中に[Reduce File Size]のプロファイルがある。ただしデフォルトのプロファイルは変更できないので、右端のボタンを押して[フィルタを複製]してやる。

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複製されたプロファイルはサイズや解像度、辺のピクセルサイズを変更できるようになる。iPadで見るの場合、画面の長辺が1024ピクセルであるため、「1024」を最大、最小に変更しておくといいだろう。あとは先ほどと同じ別名保存時にコピーしたフィルタを使えば、画像の大きなPDFファイルができる。こちらは24.4MBのファイルが19.9MBまで小さくなり、iPadで表示できるようになった。

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