アップルストア表参道が取り払う壁|MacFan

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アップルストア表参道が取り払う壁

文●編集部

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国内で8店舗目となるアップルストア直営店が、東京・表参道に本日オープンします。グランドオープニングは午前10時。先着5000名に限定Tシャツがプレゼントされることもあり、表参道のケヤキ並木は人でごった返すことでしょう。雨空に負けず、すでに店頭に並びながら本テキストを読んでいる方、あともう少しの辛抱です。

さて、国内初の銀座店が2003年11月にオープンしたときは5000人ほどが列を作ったと記憶しています。今回はそこまで長蛇の列にはならないと思いますが、表参道店のオープニングは「ストア初上陸」にも匹敵するほどのインパクトを持っていると個人的には思います。昨日、一足先に店内に足を踏み入れてみてそう実感しました。なぜなら、こんなショップ、日本にはこれまでなかったからです(国内には私の知る限り)。

三面ガラス張りの外観、10メートルに届きそうな高い天井、開放感溢れる店内に整然とアップル製品が並ぶ様子などはすでにネット上に散在する写真で語られているとはいえ、はっきりいって写真では表参道店のスゴサはわかりません。では、何がスゴイのか。誇張せずにいえば、このストアが私たちに新しいショッピング体験をもたらし、国内の「買い物」の在り方を変える発端となると思うからです。

実際に店内に入ってみれば、多くの人がそう感じると思います。いや、もしかしたら、あまりにも自然なショッピング体験なので、その新しさに気がつかない人がいるかもしれません。1枚の高さが9.5メートルというガラスパネルによるMagicに魅せられ、店の中にいるのか外にいるのかわからないまま、気がつくとアップル製品に触れている自分がいます。

アップルが表参道店で実現しようとしているのは、ショッピングにおけるボーダーラインの撤廃・再定義にほかなりません。端的にいえば、毎日自然に使えるのがMacやiPhone、iPadなのだから、それを購入するときも自然でなければ、という発想。だからショッピングで私たちが感じる「不自然さ」をなるべく取り払うこと、それは店に入るときの緊張感だったり、店員と会話するときの違和感だったり、お金を払うときの面倒だったり、何も買わずに店を後にするときの申し訳ない気持ちだったり…。こうしたショッピングにまつわる「壁や境界線」を取り除こうとするのがアップルであり、その実現を目指してアップルの粋を集めて作られたのがアップルストア表参道店なのです。ぜひ、一度皆さんも訪れてみてください。


●アップルストア表参道
http://www.apple.com/jp/retail/omotesando/